誰にも得手不得手というものがあると思います。例えば、知らない場所で目的地までの行き方を人に聞く場合を考えてみましょう。わたしの場合は、「この道をこう行って、何個目の信号をどっちに曲がって、そうすると○○が見えてきますから、そこをどっちに曲がると目的地です」というように、視覚+言葉の説明の方が立体的に地図が描けて楽です。よく、行き方をメモ帳などに傍線で書いてくださる方がいらっしゃるのですが、なぜか、わたしには不安です。しかし、逆の方もいらっしゃるということは、みなさん、ご自分の経験と照らし合わせてみるとご理解いただけると思います。

このように、視覚+言葉で脳裏に地図を描く人、視覚+視覚で脳裏に地図を描く人、たった2例ですが、それぞれのタイプの方に伝える方法を逆にしてみたらどうなるでしょうか? まず、目的地に着くまで相当の不安を覚えるか、視覚で地図をとらえる人なら、言葉で道順を伝えられても、途中で何個目の信号をどっちに曲がるのかわからなくなってしまい、通りがかりの人に同じ質問をする羽目になるでしょう。こんな単純な例でも、伝え方を間違えれば相手に相当の負担をかけてしまうか、コミュニケーションが成立しないということがおわかりいただけると思います。

こうした、自己の中で優位に立っている感覚をNLPでは「代表システム」と呼んでいます。つまり、コミュニケーションにおいては、同じ優位感覚の持ち主同士だとコミュニケーションがスムーズにいくという特徴があります。



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